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Stripe Mary aka タテコ。個展「34の祈りーSilent Souls」

ART BORN HIROSHIMAの4階で活動するStripe Mary aka タテコ。の個展「34の祈りーSilent Souls」が12月13日(土)~12月25日(木)までART BORN HIROSHIMA3階個展会場にて開催します。※会期の閉館日:12月16日・12月23日

Stripe Mary aka タテコ。
analog collageartist.
広島県出身。 子供の頃から感受性が強く、色彩を評価されさまざまな絵画で賞を受賞した。
19歳から25歳までグラビア活動後、フランスへ留学。
写真を現像し何枚も重ねたり、広告をスライスしたアートワークをコラージュしていく手法を自身のスタイルとして確立し表現を続けている。

■今回の個展「34の祈りーSilent Souls」について
私は、死にたい気持ちと向き合いながら生きています。
今回の展示では、神風特攻隊をはじめ——
“生きたいのに、生きられなかった人々” の存在をテーマにしました。

鹿児島県鹿屋市を訪れ、
鹿屋航空基地史料館の資料や記録に触れたことで、
彼ら一人ひとりの息づかいが、より鮮明に迫ってきました。
資料館の皆さまにもご協力いただき、心より感謝しています。

彼らの命の重みを見つめることは、
そのまま 私自身が〈生きる〉ということを見つめ直す行為でもあります。

痛みを、光に変えたい。
私の作品は、記憶のかけら——
写真や、まだ癒えていない人生の断片を重ね合わせてつくられています。
アートは私にとって“呼吸”であり、
生きている意味を探すための方法です。

本作品群は、世間に溢れた視覚情報を再構成したコラージュ作品です。
使用した素材ひとつひとつの背景や存在に敬意を払い、
丁寧に再構築しています。

三十四の祈りが、
ここを訪れる誰かの心に静かに届きますように。